ブックタイトルフリーマガジンあばや_vol.10 (ルックル)
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フリーマガジンあばや_vol.10 (ルックル)
TANEGASHIMA FREE MAGAZINE「AVAYA!」 04 二〇一〇年に帰還した「はやぶさ」の後継機となる「はやぶさ2」は、「はやぶさ」の経験を活かして、日本が持つ独自の小惑星探査技術をより確実なものにすることを目指しています。 それと同時に、小惑星への人工クレーター生成、深宇宙での高速通信、新しい観測装置など、世界をリードする最先端の技術にも挑戦します。 その目的は、C型の小惑星「1999JU3」を探査し、サンプルを持ち帰ること。 C型小惑星には、その構成物質に有機物や水が含まれていると考えられています。地球誕生の謎に加えて、海の水の起源や生命の力を生み、広げ続けることは簡単なことではありません。しかし、続けることでさまざまな「力」が深まります。技術、競争、信頼、探究・・・そして日本らしさ、これらは全て〝自身の底力〟に。日本の宇宙探査ここに有り「はやぶさ2」いざ宇宙へ。挑戦が力を生み、継続が力を深める。原材料となった有機物の起源を探る、それが「はやぶさ2」が目指していることなのです。 多くの〝世界初〟に挑戦したミッションが「はやぶさ」ですが、「はやぶさ2」では、「はやぶさ」の経験を活かして小惑星探査技術をより確実なものにすることを目指します。それと同時に、人工クレーターの生成、深宇宙での高速通信、新規の観測装置など、新しい技術にも挑戦します。 「はやぶさ2」は、二〇一四年に打ち上げられ、小惑星到着が二〇一八年。そして二〇二〇年末に地球に帰還する予定です。「はやぶさ2」ミッション 「はやぶさ2」は、目標の小惑星「1999 JU3」に到着した後、様々な遠隔観測機器と小型の着陸機とローバにより観測を行います。 「はやぶさ2」では国際協力により、ドイツ・フランスの着陸機(MASCOT) と日本のローバ(MINERVA-II)を搭載する予定です。探査機から切り離された着陸機とローバは、小惑星に着陸し、小惑星表面の詳細な観察を行います。 「はやぶさ2」は、その後、小惑星の表面にタッチダウンを行い、小惑星表面の物質を採取します。更に、新規設計の衝突装置により人工クレーターを作り、そこから物質採取を行うことで、小惑星内部からのサンプルリターンも試みます。 遥か宇宙の彼方、太陽系、地球誕生・水の起こりの経緯、それらの謎を解き明かすカギを掴み取るべく「はやぶさ2」を載せたH - ⅡAロケット26号機は全人類の夢をも載せ、いよいよ種子島から飛び立ちます。(JAXAはやぶさ2特設サイト参照)いよいよカウントダウン間近?「はやぶさ2」新たな深宇宙の航海へ!「はやぶさ2」を11月30日に打上げます。 あの「はやぶさ」がパワーアップして帰ってきた! 今度はどのような感動を私たちにもたらしてくれるのでしょうか!? H-IIA ロケット26 号機による小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げ予定日が、2014 年11 月30 日(日)13 時24 分48 秒(日本標準時間)に決まりました!打ち上げ予定場所は、種子島宇宙センター大型ロケット射場です。