ブックタイトルフリーマガジンあばや vol.21
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フリーマガジンあばや vol.21
TANEGASHIMA FREE MAGAZINE「AVAYA!」 06高校生フリーペーパープロジェクト種子島の自然が生み出す「生きる力」一.はじめに 透き通った青い海や満天の星空、さまざまな種類の動植物たち。緑に囲まれ自然豊かな環境にあるここ種子島では、都会の学校ではできないような自然体験をすることができる。種子島で生まれ育った私たちは、幼い頃から自然と関わる機会が多く、この環境が当たり前であるため、自然の有難みを実感できていない人も少なくないかも知れない。しかし、自然と直に触れ合ってきた機会は、非常に貴重な経験であり、子供の頃の私たちの五感を刺激し感受性を高めるなど、今の私たちの力になっているのではないかと考えた。 そこで、実際に自然と直接触れ合うという経験が子供たちにどのような影響を与えているのかを調べるために、ウミガメ留学制度を実施している中種子町立岩岡小学校を訪れた。また、都市部から来島したウミガメ留学生との交流が、子供たちにどのような影響を与えるかについても調べた。二.子供たちの身につくもの 私たちが訪れた岩岡小学校は、周囲が緑で溢れ、教室からは一面の海を眺望できる。ふと目をやると子供たちが育てた作物や、珍しい植物に多種多様な生き物が視界に入り、私たちが通った小学校より何倍も自然で溢れていた。 そのような環境の中で、岩岡小学校では二十年もの間ウミガメの放流活動が行われてきた。子供たちは、学校の近くにある長浜海岸でウミガメの採卵活動を行い、集めた卵を校