ブックタイトルフリーマガジンあばや_vol.9 (ルックル)

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フリーマガジンあばや_vol.9 (ルックル)

TANEGASHIMA FREE MAGAZINE「AVAYA!」 08仕事も恋も順調に過ごしたい!その第一歩として、自分自身の運気を上げるため出かけてみませんか?自然がもたらすパワースポットなどをご紹介。パワースポットで癒しとハッピーを手に入れちゃいましょう!探検!!雄お龍たつ雌め龍たつの岩いわ取材: 羽生 花王里中種子町星原上之城 奇岩の多い種子島の中でも、最も有名な奇岩といえる、この「雄龍雌龍の岩」だが、種子島の人間であれば、もう一つ「鬼岩」という呼び名を知っている方もいるのではないだろうか? 遥か昔、種子島と屋久島の鬼が恋に落ちた。島の間に拡がる海原をものともせず愛を育んでいたが、その当時対立していた種子島と屋久島の人間達はそれを快く思わず、ついにはこの二人の鬼を殺し、首を切ってしまった。 その落とされた首は海に落ち、大きな岩となり、海の向こうに見える屋久島を、恨みを込めて睨んでいるのだそうだ。 二つの島の歴史の中では、確かに戦が行われ、海を隔てて向かい合う侵略者のように、島同士が対立し合っていた時代もあったようだ。 しかし現在、長い時間をかけて、種子島と屋久島は、互いに助け合い、共に発展を目指し励ましあう、兄弟のような関係を作り上げてきた。 今のこの二つの島の関係に、無念ながらに死んだ二人の鬼も、満足してくれるのではないだろうか。 そしてこの鬼岩こと、雄龍雌龍の岩前に店を構える、「龍星館」の駐車場から海を臨めば、確かにこの奇岩の向こうに屋久島の島影がどっしりと佇み、特に夕暮れ時などは飲み込まれるような雄大さである。 かつては鬼であった、または仲の良い夫婦であった、そしてこの島を創造した島の守り神である龍神であるともいわれ、島の人々の畏敬の念を集めてきたこの奇岩が作る絶景は、今でも種子島の自慢の一つなのだ!背景には世界遺産屋久島を望む