ブックタイトルmiyan(みやん) vol.15 (ルックル)
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miyan(みやん) vol.15 (ルックル)
Takumi工房を訪ねて…株式会社タイヨー産業 代表取締役 上江川 知美 さん竹刀・剣道具制作 薩摩川内市にある創業四十二年の竹刀・剣道具制作・卸「株式会社タイヨー産業」を訪ね、代表取締役である上江川さんにお話をうかがいました。 祖父が創業に関わり、設立の年に私が生まれました。それだけに思いも深いタイヨー産業です。 創業時より、竹刀専門を掲げてまいり研鑽を重ね当時とは比べものにならないくらい、竹刀のレベルもアップしております。現在では全国の竹刀市場での弊社のシェアは30%です。 先代より引き継いだこの会社をまた、伝えられた技術を守りこれからもお客様のニーズにお応えできるように日々精進して参りたいと思っております。武道のありかたを常に追求 私達は、竹刀製作を通してつねに武道のあり方を追及しながら、新たな竹刀の潮流を生み出していきたいと願っています。綿密なマーケティング(職人自ら、北は、北海道・南は、沖縄まで、お客様の元へ出向き生の声をお聞きします。)によって竹刀のニーズをリアルタイムに把握し、可能な限り高品質なものを、そして、お客様のご要望に合せて、製品を世に送り出すとともに、次代を担う若手職人の育成にも積極的に取り組んでいます。たとえ小さな一歩でも、昨日より確実に前へと進んでいること。それこそが、わたしたちのモットーです。次代を担う若手を育てる 失敗を恐れない(挑戦の心)・先輩職人の作業を見て(技術を盗む)、沢山の製品に触り体で覚えまた、竹刀を造る者が、直接お客様の所へ出向き、生の声を聞く事によって教えてもらうことが多いのではないでしょか? 職人自身が満足するのではなく、お客様が手に持って満足(握り具合・重さ)してもらえる竹刀造りを心がけるように育てております。 自身の知識と技術、そして感性をもって、お客様に信頼して頂ける職人となるよう、また「ものづくり日本」の一端を担う存在となれるよう期待しています。この言葉を胸に 社是として、中倉 清 九段からお贈りいただいた色紙です。 正道とあるように、竹刀造りを正しく、剣道にあるべき竹刀造りを心掛けております。 (取材/トウケイモク)株式会社タイヨー産業〒899-1922 鹿児島県薩摩川内市小倉町353番地TEL 0996-22-7101 FAX 0996-20-505334