みやん vol.8 ルックル page 36/48
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みやん vol.8 ルックル
Art museum知ってて得する!お薦めのお店!!ちょっと気になるカミーユ・コロー「川辺の舟人」バルトロメ・エステバン・ムリリョ(1617~1682)婦人肖像ミイラを包むマミーマスク (エジプト)アッティカ様式黒絵アンフォラ(BC6C:ギリシャ)和田 英作「ばら」1F: 鹿児島県にゆかりのある作家の作品を展示しております。 ● 主な作家:黒田清輝/和田英作/東郷青児 他2F: 19-20世紀にかけてフランスで活躍した作家の作品を中心に展示しております。 ● 主な作家:コロー/クールべ/モネ/ピカソ 他1号館/常設館(受付)2号館/企画展示3号館/中近東資料館絵画の企画展示と、古い薩摩切子を展示しております。エジプトやギリシャ地方の出土品を展示しております。 霧島市街地から大隅方面へ、国道220号線を南下していくと、美しい山々と穏やかな海の景色が眼下に広がる福山町。風光明媚なこのまちにあるのが「松下美術館」です。 松下美術館は、福山病院初代院長・故松下兼知氏が各地で収集した美術品を収蔵しております。1号館から6号館まで、趣が異なるそれぞれの建物からなり、なだらかな斜面を利用した造りは、次の展示館へ行くまでの、ドキドキする期待感を増幅してくれるためにあるように思えてきます。洋画、日本画、中近東の出土品、古い薩摩焼など豊富な種類の美術品をご覧いただけます。鹿児島ゆかりの画家、黒田清輝、藤島武二、和田英作などの作品もあることから、長きに渡って地元の方々に愛されている美術館です。また、全国公募の「南九州水墨画展」を主催し、美術界の発展にも寄与されています。 美術品を愛した初代館長 松下兼知 氏 兼知氏は、自身も画家を志すほど絵が大好きな方でした。兼知氏は、長崎医大で助教授だったころ、原爆に遭います。奇跡的に命は取り留めたものの原爆症に苦しみ、自身の故郷である福山町に戻り療養。やがて、福山町に精神科の病院を開院しました。医師になっても芸術に対する想いを捨て切れず、絵画を次々と買い求められたそうです。 また、医師研修などでヨーロッパを訪れた際に、どんな小さなまちにも美術館や教会があり、子供たちが幼いころから本物の美術品に触れて、豊かな感性を育んでいることを知り、「福山町にも本物の絵を飾り、子供たち、そして地元の方々に文化に触れる場所を作りたい」という想いから、昭和58年に松下美術館を開館しました。 夏には、今回で28回目を迎える全国公募の「南九州水墨画展」が開催されます。鹿児島市立美術館、松下美術館、霧島市役所と巡回しますので、ご覧頂けたらと思います。こちらは入場無料となっております。 第28回 全国公募 南九州水墨画展■平成25年7月9日(火)?7月14日(日) 鹿児島市立美術館 1F展示室■平成25年7月17日(水)?8月18日(日) 松下美術館■平成25年8月20日(火)?9月1日(日) 霧島市役所国分庁舎 1Fロビー 松下美術館36